天然石に対する人為的処理:レーザードリリング

※この記事は以下の記事の内容の一部を構成するものとなっています。

天然石に対する人為的処理の種類と鑑別書での表記

レーザードリリング

無色透明のダイアモンドには黒い内包物が見られることがありますが、これがあると見かけ上の品質が非常に悪くなります。
レーザードリリングは、こうしたダイヤモンド内部の黒い内包物を除去するために行われる処理です。

レーザードリリングには、レーザーによってダイアモンドの内部の黒い内包物まで達する細い管を作る方法(外部レーザープロセス)と、内包物をレーザーで加熱膨張させてダイヤモンド表面まで達する亀裂を生じさせる方法(内部レーザープロセス)があり、どちらの方法でもそうしてできた管または亀裂に強酸を流し込んで黒い内包物を除去するという処理が行われます。
レーザードリリング処理はダイヤモンドの耐久性には影響を与えないとされています。

鑑別書での開示コメント

(※ダイヤモンドの場合、鑑別書ではなく鑑定書を取るのが普通です)

レーザードリリング処理がされたダイヤモンドについては、「レーザードリリングが行われています。」または「内部レーザードリリングが行われています。」というコメントが付きます。

レーザードリリングが石の市場価値に与える影響

ダイヤモンドは無処理が前提で評価される石なので、レーザードリリング処理がされた石はされていない石に比べると価格帯は下がるだろうと思います。
そうは言っても、腐ってもダイヤモンドなのでかなり高いと思います。
ペットくんはダイヤモンドについてはあまり興味がなく、処理されたダイヤモンドの相場についても詳しくないので、これ以上のコメントは差し控えます。

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