とり氏のお散歩:麻生池

前回の野河内渓谷に引き続き、福岡県内にある麻生池というところに行ってきました。
なお、行ったのは2021年8月30日で、以下の内容はその時の情報に基づくものです。

麻生池(福岡県八女市星野村)

とりあえず朝割と早く起きたので、せっかくだから今日はどこかへ出かけようと思い、日帰りできる範囲で自然が多くてかつ温泉があるところという条件で色々と候補を探していました。
が、検索するとあまりに色々な場所が引っかかってくるので決めきれず、気づけばあっという間に昼過ぎになっているという始末(優柔不断なのです)。
そんな中、八女に麻生池というところがあるという情報を発見。
お茶が好きなので八女という名前はよく知っていたし、火山活動によってできた自然湖であるとのことで、パワースポットっぽい感じもします。
池のすぐ近くに「星の温泉館きらら」という日帰り入浴できるところもあり、ホームページを見ると時間も22:00まで(最終受付21:30)とあるので、夕方についても余裕で間に合いそう、ということで行先はここに決定しました。(※行ってみたところ、緊急事態宣言の影響で2021年8月20日~9月12日までは20:00まで(最終受付19:30)に変更されていました。行かれる方はご注意を。)。

出発したのが14:30頃で、福岡市内から片道2時間くらいかけて到着。
まだ8月で明るいとはいえ、到着したころにはすでに日が傾きつつありました。
公衆トイレの前の駐車場に車を止めて、周辺を散策することにしました。

とり氏出動

とり氏をケージから外に出そうとしますが、相変わらずのヘタレぶりでなかなか外に出ようとしません。

怖くて外に出れないヘタレくんです。

とり氏が全然出てこないので、時間つぶしがてら自然の中で水晶の写真を撮ってみました。
お店の商品写真とかでよくあるみたいに青空に透かしてみたら何となく雰囲気が出ますね。
家の中で撮るよりも、石たちも断然生き生きして見えます。

そうこうしているうちにようやくとり氏がケージから外に出てきたので、周囲を散歩することにしました。
この時すでに17時を回っていました。

池の周辺。正面はレストラン湖畔さん、左側は公衆トイレ+駐車場、右側は麻生神社に続く道になっています。

看板の中に超気になる表示が。

緊急事態宣言中であり、しかもついた時間が遅かったということもあり、多くのお店は閉まっていましたが、その分周囲に人も少なく、とり氏のお散歩をするという点においてはとても良かったです。
途中、「パワーストーンの森」という非常に気になる看板を見つけましたが、営業時間外でした(お店のHPによると、2021年8月30日現在では土・日のみ営業しているようです)。
次回はお店が開いているときにぜひ来たいところですね。

麻生池へ

周辺の散策を終えたら、いよいよ麻生池方面へ。
池の周りはぐるっと歩けるようになっていて、南側から入って一周してきました。

途中、橋が架かっている箇所があって、池の中の方に入って様子をより間近で見ることができました。

オグラコウホネの花

この池、一面にパックマンみたいな形の葉っぱが浮かんでいるせいか、全体に緑っぽくて一見透明じゃないように見えますが、近くに行ってみると水はとてもきれいです。
葉っぱに交じって、黄色い花も咲いていました。

行ってからわかったことなのですが、この池には「オグラコウホネ」という非常に珍しい植物が自生しているのだそうで、パックマンがその葉っぱ、黄色い花がその花みたいです。
看板の説明によると花は5月~10月頃にみられるとのことですが、今回行った時点ではそんなにたくさん咲いている感じではなかったので、時期的にもう終わりかけなのでしょうかね?
とにかく花を見れてよかったです。

コウホネ(河骨)はスイレン科の多年草で、この地域では麻生池で悪さをしていた竜が改心してコウホネに身を変えたという伝説があるそうです。

麻生神社

池をぐるっと回っていくと、ちょっと開けた場所にたどり着き、そこで不思議な看板を発見。
水が褒めたたえられています。
麻生池は水に関する信仰と関係があるとのことだったので、それに関連しているのでしょうか。

そのすぐ近くには神社がありました。
鳥居には麻生神社の文字が。

入りたいところですが、動物を連れて入るのはよろしくないかと思い、外から撮影。

神社の脇に看板がありました。
来る前に検索して調べたところでは、麻生池は火山によってできた池ということでしたが、この看板によると麻生池の成因は火口湖説と断層説の2つがあるんだそうです。
麻生池は干ばつ時にも枯れたことがなく、雨ごいや風鎮など水神としての信仰が特に厚かったとのこと。

看板を読んでお勉強中。

中島弁財天社

麻生神社のすぐそばには橋が架かっていて、池の中に浮かんでいる小島(?)らしき所に行くことができるようになっていました。

橋の中ほどに立つと池を見渡すことができ、ちょうど夕日と重なってとてもきれいでした。

逆光で真っ暗な写真。肉眼ではとても良い景色でした。

橋を渡ってみると、看板が。
ここは中島弁財天社というそうです。
建立の時期は不詳ですが、阿蘇山伏の峰入り修行の時代にこの弁財天社に納札していたことが記録に残っているとのこと。

とり氏速読中につき顔がぶれています。

一周してから温泉へ

麻生池の周りを1周し、駐車場に戻ってきました。
この時点で18時30分を過ぎたくらいになっていたので、とり氏をケージに戻して、温泉に向かうことにしました。
ケージから出たがらなかったくせに、入れようとすると大暴れするのはなんとかならないものでしょうかね。

一周して元の場所へ。

とり氏を何とかケージに入れたら、事前に調べておいた池の山荘という宿泊施設のすぐ隣にある「星の温泉館きらら」というところに向かいました。
麻生池からは車で1分かからないくらいのところです。
施設のHPでは日帰り温泉については、10:00~22:00(最終受付21:30)とのことでしたが、現地に行ってみると緊急事態宣言の関係で営業時間が変更になっていました。
なんだかんだで施設に着いたら19時くらいだったので、とり氏ともっと散歩をしていたら最悪温泉は入れずに帰ることになるところでしたね。

2021年9月12日までは営業時間が通常とは異なるそうです。9月13日以降は状況に応じてとのことなので、行かれる方は事前に事前にご確認を。

温泉のお湯はちょっとぬるっとして柔らかい感じで、いいお湯でした。
1時間弱くらいの滞在でしたが、地元の人も温泉に入りにきているようでした。
風呂上りには、八女ということで抹茶ソフトクリームで締め、その後、また2時間ほどかけて帰宅しました。
とてもいいところだったので、新型コロナが収まったらぜひキャンプに来たいですね。

行ってみての感想・留意点など

自然が多い環境ですが、池の周辺は道がきちんと整備されているので、車で走りやすいしアクセスはとても良いと思います。
ただ、行きはGoogleマップさんに勧められるがままに福岡市からうきは市に向かってJR筑後吉井駅の南側から718号線に入り、吉井妹川線という道を通りましたが、この途中の山道がとんでもなく通りにくい道でした。
幸い対向車がほとんどなく、後ろから来る車もなかったので何とかなりましたが、もし車が多かったら途中で心が折れていたと思います。
ちょっと迂回っぽいルートになりますが、帰りは八女香春線という藤波ダムを経由する道の方を通りましたが、こっちの方が断然走りやすかったです。
麻生池へのルートは様々あると思いますが、うきは市の方面から向かわれる方には後者の道をお勧めします!

行ったのが緊急事態宣言中ということもあり、多くの施設が休業中のようでした。
ネットで検索しても最新の情報が出てこない場合もあるので、動物の散歩が目的ではなく、観光メインで行かれる方はお気を付けください。

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