パワーストーン(天然石)と触れ合うことで得られる力 :その1

筆者はパワーストーン(天然石)そのものには神がかった力が宿っているとは思っていませんし、パワーストーンを手にして修行すれば超人的な能力が開花するとも考えていません。
ただし、自分がこれまでパワーストーンに触れあってきた経験上、パワーストーンと触れ合う過程を通して様々な能力を鍛えることができるとは考えています。(なお、「触れ合う」という表現はパワーストーンを自分のものとする過程全体(石を探して、購入して、浄化して、・・・等々)を指すものとして使っており、手で触っただけで力が得られるという意味ではありませんのでご注意を。)

以下では、パワーストーンと触れ合う過程を通して得られる能力について、自分の経験を振り返りつつ紹介してみようと思います。
長くなるのでとりあえず今回は「購入の検討~購入まで」の段階に絞り、購入以降のことについてはまた別の機会に書いてみることにします。
なお、「石のパワー」や「石の効果」といった概念に対する当サイトの基本的なスタンスについては以下のページをご覧ください。(パワーストーンの本などで一般的に言われていることとはそもそも考え方や解釈が違っている面が多々あります。)

パワーストーンに効果はあるのか?ーーー個人的な見解 パワーストーンの効果を感じるために必要な要素 原石とルース(研磨された石)で「パワー」に違いはあるのか?

パワーストーンに関わることで鍛えられる力:検討~購入に至るまで

情報収集力・情報処理力

パワーストーンを入手する際、大抵の人は「どの石を買ったらいいのか?」という問題に直面します。
筆者がパワーストーン初心者のころは(今でもそうですが)、石の種類の多さに圧倒されて、石の名前を覚えることすら困難でした。
それに輪をかけるように、それぞれの石に様々な効果・効能が謳われていて、しかも参照する本やサイトによっても言うことが違っているので、自分の中で「金運をアップしたい」「健康運を上げたい」などの明確な目的が定まっていたとしても、どの種類の石を選んだらよいのか見当すらつきません。
売られている石の中には「ニセモノ」があったり、正当なものではあっても異常に高い値段で売られているものもあるかもしれません。
自分が本当に望んでいる者を適正な価格で購入しようと思ったら、石の真贋や人為的処理に関する情報を得たり、たくさんのお店やサイトを回ってだいたいの相場を把握する必要もあります。

「水晶」だけでも、研磨の有無、色や形など、様々なパターンがあります。

そんなわけで、パワーストーンを誰かからプレゼントとしてもらうとか、たまたま通りかかったお店で一目ぼれして購入するというような状況を除けば、どのパワーストーンを購入するかを決めるまでの過程で、かなりの情報を集め、整理して取捨選択していく作業が必要不可欠です。
筆者の場合、一番最初はゲームの影響で「この石のルースが欲しい!」と思って天然石の世界にはまっていったので、どの種類の石を購入するかは定まっていましたが、当時の自分にとってはかなりの金額を支払う必要があるので、ネット上の情報を片っ端から調べていき、どのお店買うか、また、そのお店の中のどのルースを買うかを最終的に決めるまでには何か月もかかった記憶があります。
おそらく、こうした情報収集、リサーチについては大学の授業を受けたりレポートを書いたりする時以上の集中力でやっていたと思うのですが、自分の興味のあることだとそれほど苦にはならず、むしろ知識や教養が増えて楽しいと感じることすらありました。

このように、パワーストーンを購入するまでの過程で、意識するか否かは別として相当な情報収集や分析を行うことになり、今思うと情報収集能力や情報処理能力が鍛えられたなと感じています。
(これはもちろんパワーストーン限定の話ではなく、車を買うとか時計を買うとか、自分が本当に興味を持てるものに対してであれば、同様のことが言えると思います。)
個人的な感覚としては、パワーストーンを持ったから情報収集・分析力が上がるというよりは、そうした力がなければそもそも自分にとってぴったりのパワーストーンにたどりつくことができないという認識ですね。

忍耐力

情報をしっかり収集するだけでも相当な努力が必要ですが、実際に石を購入しようと思っても、天然石は人工物とは異なるので、自分の希望の形や品質とぴったり一致するものは滅多に存在しません。
購入しようとする石に対するこだわりが強ければ強いほど、条件に合う石を根気強く探し続ける必要があります。

どの石がいいかを迷うのも石を買う楽しみの一つではありますが、これ!と思うものに巡り合うことはそう多くありません。

妥協せずに色や品質の良い石を求めるとなると、予算の問題も出てくるでしょう。
そんな場合は日々の生活での支出を見直したり、節約したりしてお金を貯める必要がありますが、これがなかなか難しいんですよね。
あの石を買うぞ!と心に決めて貯金を始めたものの、節約生活を続ける中でつい別の石に目が行ってしまい、それほど高くないからいいやとちょこちょこつまみ食いしてしまって、結果的に見るともともと買おうとしていた石の値段よりを超える金額を使ってしまっていたり、みたいなこともよくあることです。

筆者自身、これまでに長い期間貯金しないと買えないような高額な石を購入したことがありますが、その石を購入するためにお金を貯めるにあたっては長期間の節約生活に加え、様々な誘惑にも耐えなければならなかったので、とても忍耐力が養われたなという実感があります。(実際、一度それができるようになると、同じ金額を貯めるのがそれまでよりも難しく感じなくなって、より大きい額の貯金ができるようになっていきました。)
一般には、パワーストーンを持つことでパワーなり効果が得られるという解釈がされますが、実際に石を購入した経験からすると、因果関係の方向性としては「石を買ったから忍耐力がついた」というよりは、むしろ「忍耐力がついたから石を買える状態になった」という方がしっくりくるように思います。

決断力

自分が気に入る石に巡り合えたとしても、いざそれを購入するとなるとなかなか決断できないものです。
もう少し探せばもっといい石があるかもしれない・・・とか、金額が高い石であれば本当にここでお金を使ってしまっていいんだろうか・・・等々、購入するまでには心の中で相当な葛藤が生じます。

買うべきか買わざるべきか。ある種の思い切りが必要になります。

筆者の場合も、特に初心者の頃はどれを買うべきか迷っているうちに他の人に買われてしまい、悔やんでも悔やみきれないといったことを繰り返し経験してきたことで、昔に比べて今は決断までの時間が本当に早くなり、石と触れ合うようになってから決断力が相当磨かれたなと実感しています。
もちろん、どの石はだいたいこのくらいの価格だ、みたいな相場観や様々な知識が昔に比べて身についていることも大きいとは思いますが、買わずに後悔するよりは買って後悔したほうがましだと割り切れるようになり、失敗をそれほど恐れずに行動できるようになりました。
もちろん、それで価格に釣り合わないものを購入してしまってがっかりすることはありますが、チャンスを掴める確率が格段に上がったので、トータルで見るとプラスになっています(不思議なことに、決断の速さと失敗の確率はそれほど関連がない印象です)。

人生の中では様々なことを決断していかなければならない場面がありますが、天然石と触れ合う中で決断力が磨かれたおかげか、石を持つようになる前と持ち始めてからで仕事やプライベートなどでも良い成果が得られていると思います。
例えば、昔(石を持つようになる前)、株式投資を始めたときは、保有している株のちょっとした値動きに一喜一憂して、買うべきではないときに買ってしまい、売るべきでないときに売ってしまうというのを繰り返してしまって、大きく損をして心が折れてすぐにやめてしまいました。
その後、天然石に触れ合うようになって15年くらいしてから再び株式投資をやってみたところ、ちょっとした損程度はまったく気にならなくなり、ドーンと大きく構えていることでかえってうまくいくようになりました。
株式投資に限らず、仕事や人間関係についても同じようなことが当てはまるのではないでしょうか。

情報収集力や忍耐力と同じく、この決断力も、パワーストーンを持てば自動的に伸びるものではなく、むしろパワーストーンを持つまでの過程で磨かれる(パワーストーンを入手できるようになった時点ですでに鍛えられている)という捉え方がしっくりくると感じます。

その他

当たり前のことですが、商品のことを尋ねたり値段の交渉をするなど、お店の人とやり取りする過程でコミュニケーション能力や交渉力が必要になります(何度も購入しているとこうした能力が自然と磨かれていくと思います)。
交渉に関して言うと、何もしなさ過ぎてカモにされてしまうのも問題ですが、とにかく安く買い叩こうとするのも長い目で見るとあまり良い方法とは言えない気がします。
自分にとってもお店側にとってもウィンウィンとなる落としどころに持っていけると、お店の人と良い関係を築くことができ、とっておきの情報やいい石の情報をいち早くもらえたりするなど、結果的に自分にとって得になります。

また、筆者はそうではありませんが、石を購入する際は事前に情報収集したりせずに完全にインスピレーションで決めるという人も中にはいるかもしれません。
そういう人の場合、情報収集力等の代わりに直感力が鍛えられていると言えるのかもしれません。
また、忍耐力のエピソードの中に出てきた貯金の話は「計画を立てて継続的に行動できる力」のようにさらに細分化しようと思えばできます。
今回挙げたのはあくまで筆者の経験上特に強く感じたことを大雑把にまとめたものであって、それ以外の可能性を否定するものではありませんので誤解なきよう。

パワーストーンと効果の因果関係について

今回はパワーストーンを購入を検討する段階~購入に至るまでの段階に絞って、その過程で得られる力として情報収集力や忍耐力、決断力等を挙げました。
一般的には、「パワーストーンを持つことで得られる力」と言うと、パワーストーンに神秘的な力なり波動なりが備わっていて、それによって良い効果がある」(因果関係で言うと「原因=パワーストーン」、「結果=良い効果」)みたいな解釈になりがちですが、それぞれの項目のところでも書いたとおり、筆者としては因果関係は逆だと捉えるのが健全な解釈だと考えます。
すなわち、石の購入を検討する段階~購入を決断するまでの過程で行われる様々な行動を通して我々が成長しているのであって、石そのものの特質によるものではないということです。
この解釈によると、石を購入した時点では購入を考え始める以前と比べてすでに自身の能力は磨かれているので、石を購入した後で振り返ってみると、「石を持つようになってから、それまでよりも色々と調子が良い」という感覚がするのだということになります。(こうした解釈を抜きにして結果の部分だけに注目すると、パワーストーン解説書等でよくある「ただ石を持つだけで運気上昇!」みたいな主張はあながち間違いとは言えないのかもしれませんね。)

なお、入手するまでの過程において学び・気付きが得られるというのはパワーストーンに限ったことではなく、それ以外のものを購入しようと努力することや、もっと広く言えば「何かを得ようと努力する」という行為に共通して当てはまることだと言えます。
本を読むのが大好きな人も、スポーツで体を動かすのが大好きな人も、それぞれ自分が惹かれる分野での活動を通して何らかの学び・気付きの機会を得ていますが、それと同じで、パワーストーンに惹かれる人というのは、パワーストーンに触れ合う過程を通して学び・気付きを得るように導かれている人だと見なすことができるでしょう。

終わりに

自分の経験をもとに、パワーストーンと触れ合う過程で得られる力について思いついたことを書いてみました。
ここまで読んでいただいた方はお分かりの通り、ここで言っている力というのは、パワーストーン関連の話にありがちな「限られた人にしか扱えない奇跡的なパワー」みたいな話ではなく、考えてみれば当たり前で誰にでも当てはまる、論理的に説明できることです。

天然石の沼にはまっている人になかには、石を入手するたびに「また買ってしまった・・・」という罪悪感や後悔の念に苛まれたり、周りの人から「そんなもの何の役に立たない」みたいなことを言われて落ち込んだりする人も少なくないのではないかと思いますが、せっかく好きで天然石を手にしているのにネガティブな思いを心に抱かなければならないとしたら、それはとても残念なことです。
天然石が好きだけどそんなようなことで悩んでいるという人にとって、今回の話が「天然石を持つことで色々な良い面もあるし、今の自分のままで悪くないかも」のように現状を肯定的に捉えるきっかけになったとすれば非常にうれしいことです。
とは言っても、借金をして生活が破綻してしまうくらい石にのめり込んでしまうみたいなのは明らかにバランスが崩れてしまっていると思うので、そういう言い訳のために使うのはダメですよ。
適度なバランス感覚を持って天然石ライフを楽しみましょう。

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